ESシートは文章として残ります。これをみながら話すとはいえ、出来が悪いものにはしたくありません。しっかりとしたものを作ったつもりでも、面接官から見れば???というものがあります。それを知っておきましょう。
ESシートも面接カードも自分を知ってもらうためにあります。だからどうしても・・・
「しっかり自己PRになるよう、いっぱい文章を書こう。」
となりがちです。
しかし、書ける部分に小さい字で文字数を増やして書くと・・・
面接官「こんなに書いても、読めない。」
え、そうなのと思うかもしれませんが、面接を行いながら読むことが多いので
小さい文字をみながら、長い文章を読みながら質問をするのはなかなか困難なのです。
事前にしっかり読んでくれればいいでしょうが、その実情は・・・
わかりませんよね。(おそらく事前にじっくり読むケースは少ないでしょう。面接官としての経験から多分そうです。)
だから、【読みやすい字の大きさで、話すことを前提にポイントだけを書く。】
これに尽きます。ありがちなミスで、最初に添削すると結構この手の文章を目にします。受験者が面接官のことを意識するのは難しいとは思いますが、人間がジャッジしていることを忘れないでください。
「これまでの経験を述べ、それをどう公務員として生かしていくか、あなたの思いを述べなさい」
このような内容で記入するとします。
まず経験を述べるパート、公務員としてどう生かすかのパート。この2つを書くことになります。
ところが、長文を書いていると途中で文の内容がテーマとずれてしまう文章を多々見かけます。
長い文章なので仕方ないのですが、論文と同じく、きちんとした構成をストーリーを考えた上で書かないと肝心の部分が抜けているじゃないか・・・・となってしまいます。
きちんと質問に的確に答えているのか
それを忘れずに書くようにしましょう。
「責任感があるところが長所です。」
よくある文章です。話すときもおそらくこのように話すでしょう。悪くはないのですが、こんな文章ばかりが続くと、聞いている側は人物がイメージしにくいのです。「本当に責任感が強いのだろうか」「みた感じとだいぶ違うけど、本当だろうか」となってしまいます。
たくさん書きすぎないといった1の裏返しになるのですが、責任感が強いと言ったところで、それが伝わらないと失敗です。
伝えた
ではなく、
伝わった
です。
つまり、こういった文章には、必ず裏付けとなるエピソードが必要です。そこが説得力を持つかどうかが大切なのです。書いただけで満足せず、その内容を伝えるエピソードまで考えることが、ES対策なのです。
面接の時までに考えればいいや
という考えは改めましょう。書くときにストーリーが出来上がっていないとダメなのです。
いわゆる「ガクチカ」ですね。学生時代に力を入れてきたことですが、多くの学生と話をしてくると中には、
サークル入っていない
アルバイトしていない
ゼミにも所属していない
なと、ないないづくしの方がいます。だから、高校時代に頑張ったことを書こうと言うことで、大学以外のことばかりを並べる方がいますがNGです。人間は成長しますから、大学時代にどう考え、どう行動したかを相手型は最も知りたいのです。授業も受けて、何らかの活動はしているはずです。それを細かく分析し、面接向きに書くのです。その作業は簡単ではありませんが、避けては通れない道ですね。
厚生労働省(愛知労働局)で約4年勤務、東京特別区合格内定(荒川区)辞退(ごめんなさい)。
トヨタ自動車子会社で採用担当(面接官)を4年。
10年以上にわたり、大手資格予備校公務員講座で教壇に上がっている。担当は一般教養(数的処理他)・論文対策・面接対策。専門はミクロ・マクロ経済学担当。
様々な経験を活かし、明晰かつ的確にサポートします。
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